子供の習い事、オンライン・タブレット学習のデメリットをしっかり把握すべき

注目・人気の子供の習い事、オンライン・タブレット学習は本当に良いの?

比較的安価で手軽に始められる、習い事・学習方法の一つの選択肢として「タブレット学習」「オンライン学習」が近年ますます注目を浴びています。

2020年度からのプログラミング教育必修化に伴い、公立小中学校でもICTを利用した授業がますます増えていく事になります。文部科学省は2020年度に向けて「全ての学校で1人1台の情報端末を活用した学習を推進する」ことを掲げていますが、実際のところ予算や準備がまだ不十分が指摘されています。しかし公立の小中学校でも一人一台の情報端末(タブレット)を使った授業は確実に訪れるでしょう。

習い事タブレット学習のメリット

  • 通塾型に比べ、月額費用が安い(初期端末代を除く)
  • 自宅で学習可能なため、通う必要が無く、送迎や事故の心配がない。
  • 教材型の様なかさばる教材や郵送物が少ない。
  • 学習の状況、成果を親が把握しやすい。
  • 子どもが楽しみながら学習できる要素が多い。

この他にも効果・メリットは多く、学習効果の期待値はとても大きい。

しかし、注意点・デメリットをしっかり把握して、親が対策・対応をしなければなりません。

データとして、韓国では日本より数年早くICT教育が取り入れられ、その調査報告がありますが、ICT教育以前と以後で全体的な学力アップにはなっていないと言う現実もあります。

習い事タブレット学習のデメリット

  1. 故障/機械トラブルも少なくなく、買い替えや修理費が高価
  2. 制限の無いインターネット環境を使用できる危険
  3. 鉛筆で文字を書く事が減るため、書いて覚える事が苦手になる可能性がある
  4. 対人コミュニケーションが減る
  5. 答えが直ぐに検索出来る仕組みにおいて、問題解決能力が鍛えられない

故障・機械トラブル

タブレット学習を提供するサービスによっては端末の無料配布や格安購入が可能な場合もありますが、故障による買い替えや修理には大きい費用がかかる可能性があります。

子どもが使用するため、故障や機械トラブルは多いものです。契約を行うサービスで端末の故障や修理の際はどのくらい費用が掛かるのか事前に確認をしておきましょう。

制限なしインターネットの危険

制限の無い端末では、子どもに有害なサイト(アダルトサイトや闇サイト)が見れてしまいます。また、SNSなどを利用するとなりすましや、悪意のあるユーザと繋がり、犯罪に巻き込まれる可能性もあります。

PCであれば「Windows10 MicroSoft」などを参考にして、子どもの利用に制限をつける。AndroidやiSOのスマホやタブレットは、アプリにて制限をかける方法が簡単ですが、「子供 フィルタリング」で検索を行うと情報は多くあります。

子どもは好奇心旺盛です、悪気はなくとも有害なサイトを見たり、知らぬ間にSNSに参加している時もあります。少なくとも小学生のうちは親が完全に制限して、インターネットの危険から守ってあげましょう。

オンライン・タブレット学習だけに頼らない学習が重要

デメリット記載の3,4,5は必ずそうなると言う問題ではなく、例えば

文字を書いて覚える習慣がおろそかになる

鉛筆で紙に文字を書く事は、右脳と左脳を使い、反復書き取りなどで記憶に刻まれます。タブレットやパソコンに慣れる事で、その習慣がおろそかになってしまいます。

オンライン・タブレット学習しているから大丈夫と言う考えではなく、しっかり鉛筆で書く、書き取りの学習も行うようにしましょう。

と言ったように、オンライン・タブレット学習だけを行った場合に陥る可能性のある問題です。

検索を行えばすぐに答えが見つかる仕組みに慣れるてしまうと、覚える事は出来ても、考える力・問題解決能力が養われず、知識がうろ覚えになる可能性があります。

早期にICT教育・タブレット教育を取り入れた韓国において、結果として全体的な学力アップにつながっていないと言う事実は、ICT・タブレットのみに重点を置き過ぎた結果、プラスももあるがマイナスもあり、プラスマイナス0となってしまったのでしょう。

日本での教育においては、この「ICT・タブレットのみに重点を置き過ぎず」と言う点をしっかり考慮してカリキュラムを組み立ててほしいと考えます。

自宅学習に置いても、オンライン・タブレット学習しているから大丈夫と言う考えではなく、一つの方法・ツールとて活用することで、習い事として期待できる効果は大きいものでありまます。

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