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小学校でプログラミング教育って何?
プログラミングとはコンピューターを動作・制御するために、指示・命令を書く事で、目的や規模によって様々な言語でプログラムを作成することです。
しかし、小学校のプログラミング教育は、上記のプログラミングスキルを習得することが目的ではありません。
(1)プログラミング教育のねらい
小学校におけるプログラミング教育のねらいは、「小学校学習指導要領解
説 総則編」においても述べていますが、非常に大まかに言えば、①「プロ
グラミング的思考」を育むこと、②プログラムの働きやよさ、情報社会がコ
ンピュータ等の情報技術によって支えられていることなどに気付くことがで
きるようにするとともに、コンピュータ等を上手に活用して身近な問題を解
決したり、よりよい社会を築いたりしようとする態度を育むこと、③各教科
等での学びをより確実なものとすることの三つと言うことができます。
[引用] 文部科学省 小学校プログラミング教育の手引(第一版)
「プログラミング的思考」を育むこと、「各教科等での学びをより確実なものとすること」、プログラムそのものを学ぶのではなく、プログラミング的思考を持って考える力を伸ばす事が目的です。
「プログラミング的思考」とは
目的を達成するために、最適と思われる筋道を考えて、その通りに実行する。上手く行かなかった時に原因を探し、修正し、目的を達成すると言う考え方です。
プログラミングはこの思考の元、命令文や記号を使ってコンピューターに指示を与える、プログラムを書いていきます。
小学校のプログラミング教育はこのプログラミング的思考を育むための授業が行われます。
小学校のプログラミング教育では
小学校のプログラミング教育では
プログラミング【教科】が追加されるわけではない
【教科】とは教科書があり、成績が付けられるものですが、プログラミング教育は他のすでにある教科の中で行われます。
プログラミング技術・スキルを学ぶわけではない
PCを使ってプログラムを書くことを学ぶのではない。
毎回PCやタブレットを使う訳ではない
算数や理科の授業にプログラミング的思考を加えた考え方を取り入れ授業が行われる。
プログラミング教育への期待
文部科学省は、2020年度からのプログラミング教育必修化と同時に、指導方法の考え方を大きく変えようとしています。
プログラミング的思想は「最適と思われる筋道を考える」ものですが、その道筋に正解は一つではなく色々な道筋があります。現に同じ処理を行うプロブラムでも、プログラマーによって記述は様々で、目的を達成するプログラムはプログラマーの数分存在します。
先生はプログラミング的思想の正解や道筋を教えるのではなく、子どもたちが自分で道筋を見つけ出す・考えを引き出すサポートを行うことになります。
これまでのように先生は教える人ではなく、子ども達を「学ばせる」「考えを引き出す」サポート役となって行くでしょう。
準備出来る事は何か
2020年プログラミング教育の開始されるからと言って焦ってプログラミング教室に通わせる必要はありません。暫くはPCを使ったプログラミング教育がメインではなく、成績がつくものでもありません。
しかし、2020年移行近い将来に、英語同様必修から教科になる可能性は大きく考えられます。
プログラミング的思考をより直感的に学べるのは、やはりプログラミング体験する事です。プログラミング教室では、いきなり難解なプログラムを書くのではなく、簡単なプロブラムからゲーム感覚で楽しみなら、プログラミングを学べるため、プログラミング的思考をよりスムーズに学べるでしょう。
2020年プログラミング教育必修化に伴い、近年、子ども向けパソコン・プログラミング教室が増えてきました。
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